女子は彼氏に担々麺を作れ

僕は辛いものが好きだ。

多分最初に辛いものに目覚めたのは、親によく連れて行ってもらった焼肉屋のピリ辛クッパだと思う。あのピリ辛かげんといったら、何物にも変えられない。

世の中の女子は、彼氏のために肉じゃがよりも担々麺を作るべきだと思う。

 

そんなことを考えていたら無性に辛いものを食べたくなってしまった。

時間は夕方17時。子供ならば夕ご飯が食べれなくなると叱られて、泣き出すだろう。しかし、僕はもう立派な大人。ちゃんとした判断力を持って行動できるようになりましたよ、お母さん。母への想いを胸に、蒙古タンメンを食べるために高田馬場に向かう。

 

高田馬場店は、芳林堂書店が入ったビルの地下1階にあるためかいつも割と空いている。ラーメン屋さんとかで並ぶのはあんまり好きじゃないので、とても嬉しい。

久しぶりに食べた蒙古タンメンはそれはそれは美味しかった。あの麻婆豆腐がたまらないんだよな。味噌のコクと辛さが本当に絶妙だと思う。

あと中本の店員さんは、挨拶とかがしっかりしててとても気持ちいい。よくある家系ラーメンの店員さんのウェーイ的なノリじゃなくて、ちゃんと愛想よく接客してくれている感じ。僕はスタバよりもあなた達の接客が好きです、中本さん。

 

普通のラーメンと違ってかなり汗をかくからか、不思議と罪悪感がないのが嬉しい。

涼しい風を浴びながら家に帰った。